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ロンドンの地下鉄(Tube)、ジュビリー・ライン(jubilee)のフィンキリー・ロード駅(Finchley Road)、改札を右に抜け左に折れて15分は歩くだろうか、小さな教会の脇に彼の工房はある。
この工房の雰囲気が僕は好きだ。 いずれ僕が工房の場所を移すときの参考にしたいほど、距離感がいい理想の工房だ。 この写真でボスが誰だかわかるだろうか? 工房には10人の弟子が居る。 写真はちょうど工房長とボス(立っているのがそう)が楽器をチェックしている最中のものです。 日本のような弦楽器屋は、僕の知る限り欧州にはない。 全て(販売・制作・修復・調整・楽弓)を工房が対応する。 これには理由がある。 弦楽器は本や上辺だけでは理解できない、職人としての経験が必要だと欧州では考えている。 それに、制作の経験がなければ修復は出来ないとも考えている。 本来、日本もこうあるべきだと僕は思うのですが現実は・・・。 僕が楽器楽弓を選ぶ場合も当然工房に出向く。 それは、新作、モダン、オールド楽器、楽弓すべて、伊国も仏国も英国も関係ない。 経験豊かな海千山千の職人さん達との真剣勝負。 相手も上辺でものは言わない。 徹底的に議論しあい納得するまでコミュニケーションをはかる。 だから面白い! ここに演奏家が加わればもっと楽しめる。 音としてのイメージが形になっていくからだ。 いい加減日本も変わる時期に立たされているのではないだろうか? いや、変わらなきゃいけないと強く感じた距離感でした。
by futuro-migliore
| 2007-02-14 10:58
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